粋(すい)なお坊さんが歌う ~小倉百人一首 第8首~

 

 

 

わが庵(いほ)は
都のたつみ
しかぞすむ
世をうぢ山と
人はいふなり

 

~喜撰法師(きせんほうし)~

 

 

いつも当ブログをお読みいただき、
本当にありがとうございます。
初めて訪ねてくださった方も
これからよろしくお願いいたします。

 

 

今回は少し渋めのグラデーションが、
とてもエレガントな料紙を使いました。

 

実物は、
もっと魅力的なカラーと風合いです。
画像でこの繊細な質感を表現するには、
やはり限界があり、すごく残念です。
ぐっすん(涙)

 

 

 

 

 

 

 

こちらの歌の作者、喜撰法師は
作品として確かなのはこの一首しか
伝わっていないらしく、
それでも六歌仙の一人と
重んじられています。

 

伝説的な人で、宇治山に隠れて
仙人になって飛び去ったといわれたり、
清元・長唄で歌われ、
歌舞伎で踊られて、
粋な、さばけた人のイメージ。

 

目先の損得に支配されている現代、
自由闊達な仙人っぽい人は
いるかもしれないけど
表にはでてこれないでしょうし、
伝説は残しにくいでしょうか。。。
そう思うと、バーチャル中心の
面白くない世の中になりました。

 

 

ちなみに、”都のたつみ”とは
辰巳で東南のこと、京都から見ると、
宇治の方位らしいです。

 

〈わが庵は 都の東南
宇治山なのです
鹿の鳴く里にしかく
私は心も澄み
気も晴れ晴れとしています
それなのに 世の人は
私が世を憂しとみて
かくれこもっているようにいうのです〉

 

という意訳。

 

世の煩わしさから離れて、
自分の世界観を謳歌していることが
わかりますね。

 

 

※宇治の平等院♪
つつじの季節に行きました(*^▽^*)

 

 

この和歌の解釈を読んでいると、
なんだか京都に行きたくなったので、
一年ぶりに行ってこようかな。

 

 

では今月はこのあたりで、
最後までお読みいただき、
本当にありがとうございます。
また来月..*..☆..*..☆

 

 

成功文字力アカデミー
西岡恵美子

 

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