変わりゆく世、変わらない和歌の心を守りたい~小倉百人一首 第四首~
田子の浦に
うち出でてみれば
白妙の
富士の高嶺に
雪は降りつつ
~山部赤人~
いつも当ブログをお読みいただき、
本当にありがとうございます☆
初めて訪ねていただきました方も、
これからもよろしくお願いいたします。
山部赤人は、
柿本人麻呂と並び称される
万葉集の歌人。
日本の情景が思い浮かぶ、
大変わかりやすい和歌ですね。
ただし、こちらの和歌は、
万葉集にでもつかわれ、
最後の“降りつつ”が
“降りける”で
締めくくっているということ。
編者による改ざんは、
この頃もあったのね。
勝手に変えられたら、
作者はいやだと思うけど。
”降りつつ”と、”降りける”は、
響きと意図が全然ちがう印象を
受けませんか?
歌集の性質を考えると、
致し方無いことなのでしょうか。
それはさておき、
前回の作品が地味めだったので、
今回は、金箔多めの料紙にして、
文字もそれに合わせて
華やかに書いてみました。
(本物はもっとキラキラ上品です☆)
だんだんと、書に向かいたくなる
季節を迎え、今もカフェテラスで思案中。
文字を追うと、楽しくなってきます。
大好きな美術館巡りもしたくなる秋。
読者様はいかがでしょうか。
先日、明治神宮で薪能を楽しみました♪
日本人に生まれて良かった♪
としみじみ思い、日本を守ってくれる
すべての人々と組織に大感謝です。
では今回はこのくらいで、
気温の寒暖差に、
お気をつけくださいね..*..☆.
成功文字力アカデミー
西岡恵美子