天智天皇の作品ではない?!~小倉百人一首 第一首~
“秋の田の
かりほの庵の
苫をあらみ
わが衣手は
露にぬれつつ”
~天智天皇~
いつも当ブログをお読みいただき、
本当にありがとうございます。
初めて訪ねてくださいました方も
これからもよろしくお願いいたします。
小倉百人一首は、こちらの和歌から
始まっています。
そして、かなり衝撃的なのが、
巻頭の歌として名高いこの歌は、
作風は王朝のもので、
天智天皇の七世紀頃の歌風ではない
とのこと。
えーー!!!
なぜ藤原定家は、
そうしてしまったんだろう。
謎は深まるばかりですが、
まあ、定家は歌人ですからね、
農村の様子を歌によんでも、
雅やかさを尊ぶのでしょうね。
でも作者差し替えはどうなのよ?
と思いますが、
もう1500年近く前のことですし、
これは細かいツッコミなのでしょうか。
もしかしたら、
権威ではくを付けたかったのかな、
とも想像します。
こういうことできるということは、
編集者として、
政治力が高かったのかもしれませんね。
それで今回の作品は、
平安時代の
田園風景を感じられるような
カラー渋めで
キラキラ上品系の料紙を選び、
文字は小さめで柔らかく雅びに、
現代的なところから離脱させました。
画像で見ると平面になってしまい、
キラキラふんわりした雰囲気が
伝わりにくいでしょうか、
その意図を少しでも
ご理解いただけましたらうれしいです☆
自画自賛になりますが、
実物の方がもっといいです。
秋が近くなり、
また京都に行きたくなってきました。
2月のインバウンド大混雑の京都に
ホントに懲り懲りしたので、
もう京都に行かない!と思ってましたが、
人の少ないところを選んで、
行って来ようと思います。
例え懲りても、
また行きたくなる不思議な街。
インバウンド大混雑でも、
ここは日本だから。
でもそんな風に考えていると、
必要な情報が不思議とやってきます。
日本の書の世界観にはですね、
しーんとした静寂さが必須なのですよね。
それに私の場合は観光というよりも、
全く仕事無しにはできないけれど、
日常から少しだけ離れ、
新しい未知の世界を知りたいし、
学びにも行きたいので向かいます。
あとは、ボーっとする時間をつくりに。
では今回はこの辺りで、また後程、
今月中にアップしたいな..*..☆..*
成功文字力アカデミー
西岡恵美子