在原業平の異母兄弟、中納言行平の和歌 〜小倉百人一首第16首〜
たち別れ
いなばの山の
峰に生ふる
まつとし聞かば
いま帰り来む
〜中納言行平(ちゅうなごんゆきひら)〜
いつも当ブログをお読みいただき、
ありがとうございます。
初めて訪ねてくださった方も
どうぞよろしくお願いいたします。
今回の行平は、美男で有名な業平の兄。
異母兄弟で、
父は阿保親王(平城天皇の皇子)である。
行平は、弟の業平のような
悲劇の貴公子でなかったらしく、
順調で堅実に出世し、
中納言という政界の
トップメンバーとなった。
業平は出世が遅かったみたい。
美男は嫉妬されやすいからかな。
たち別れ~から始まる和歌なので、
悲しい歌と思いきや、
実はそうでもなさそうで、
宴会で歌われる『たち別れ音頭』
なるものになったらしく、
行平の明るく朗らかなお人柄が
見えてくるようです。
今月は、
作品に向き合う時間がなかなかとれず、
使う文字に納得できてないのですが、
やり直す時間なくて、
それは次回の課題に、
まずは毎月仕上げることは達成でき、
ヤレヤレ、ということにしました。
明日から遅い夏休みで、
京都方面まで行ってきます☆
それでは今月はこんなところで、
最後までお読みいただき、
本当にありがとうございます。
また来月..*..☆..*..☆
成功文字力アカデミー
西岡恵美子