平安のシンガーソングライター 〜小倉百人一首第18首〜

住の江の
岸に寄る波
よるさへや
夢の通ひ路
人目よくらむ
〜 藤原敏行朝臣 〜
いつも当ブログを訪ねていただき、
本当にありがとうございます。
初めての方におかれましては、
これからもよろしくお願いいたします。
百人一首は、愛だの恋だの
といった和歌がたくさんですが、
こちらもそうです。
“住の江の 岸による波
そのよるの夢路にさえ
きみは人目を避けて
僕と会ってはくれないのか
昼は無論 夜の夢にさえ
きみは訪れてくれないじゃないか”
藤原敏行朝臣さん、
在原業平の妻と姉妹である方が奥方で、
相婿同士はどちらも恋愛ありき?
というところでは、
ひけをとらなかったらしい。
彼は歌人として有名で、
三十六歌仙の一人に入っています。
それから能書家でもあったらしく、
人に頼まれ写経をよく書いていたのです。
この時代には、歌を詠み、
流麗な筆遣いの能書家がいましたが、
現代では見当たらなくなりましたね。
私も目指そうかな?
和歌集を書き上げる能書家は、
他者の和歌も記憶し、
作品として仕上げるための
創作力を同時に求められますから、
綿密に計画して書いていたことは
想像に難くないのですね。
書は、
失敗したら最初からやり直しの世界。
宮仕えの彼らにとっては、
失敗が許されない命を削る大仕事
だったのではないでしょうか。
歴史に残る芸術は、
それに携わる人々が織り成す
命がけの偉業であり、
その最高峰。
後世に残してくれて、ありがとう。
うれしいです!

※私も先人達の後を追い、精進します☆
では今月はこの辺りで、
最後までお読みいただき、
本当にありがとうございます。
また来月..*..☆..*..☆..
成功文字力アカデミー
西岡恵美子