脱サラの貴公子 〜小倉百人一首第21首〜

 

 

いま来むと
言ひしばかりに
長月の
有明の月を
待ちいでつるかな

 

〜 素性法師 〜

 

いつも当ブログをお読みいただき、
本当にありがとうございます。
初めてお越しいただく方も、
これからもよろしくお願いいたします。

 

 

こちらの和歌は、
男性が女性の心持ちになって
うたったものということ。

 

〜あなたがこれからすぐ行くよと
おっしゃったばかりに
どうでしょう
秋の夜長をずっと待ちわび
とうとう9月の有明の月がでるまで
むなしく過ごしてしまいました〜

 

女性の気持ちを代弁する坊さん、
素性法師。

 

素性は自発的に
お坊さんになったわけではなく、
父親の僧正遍昭に、
“法師の子は、法師になるのが良いのだ”
と、坊さんにさせられたらしいのです。
僧正遍昭は、第12首の和歌作者ですね。

 

素性法師は、
歌人がたまたま坊さんになった
という感じで、美しい歌を残し、
父親と同じように人々に愛された
お人柄だったようです。

 

彼は清和天皇にお仕えしてましたが、
宮仕えよりも、
脱サラの助言を与えてくれた父親に、
のちのちきっと感謝してたかも。

 

自分らしく、風雅に生きられる人生が
待ってましたからね。

 

そして、法師の身分でありながら、
後世に残す恋心の和歌を詠めていたことは
当時の人々の理解があったから
助けられていたのでしょう。

 

 

 

 

 

もう3月を迎えるなんて、
早すぎますよね。

 

では今月はこの辺りで、
最後までお読みいただき、
ありがとうございます。

 

また来月..*..☆.*.☆..

 

成功文字力アカデミー

西岡恵美子

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