ぱっとしないお役人の和歌もある 〜小倉百人一首第22首〜

 

 

吹くからに
秋の草木の
しをるれば
むべ山風を
嵐といふらむ

 

〜 文屋康秀(ぶんやのやすひで) 〜

 

いつも当ブログをお読みいただき、
本当にありがとうございます。
初めてお越しくださいました方も、
どうぞよろしくお願いいたします。

 

 

“山風が荒々しく吹くものだから
草木は萎れてしまう
なるほど
荒々しいから「あらし」とは
よう言うたもの
山風と書いて 嵐と訓むは
むははは これも納得ー
とはいうものの
秋の山風の 身に沁むことわい”

 

長いのですが、このような訳です。

 

 

選んだ文字ヅラの影響なのか、
今回の和歌はものすごく書きにくく、
苦戦しました。
いつもと変わらないように
見えるんですけどね。
ちょっとしたことで
表現しやすくなったり、
また逆もありき。
時に世の中を上手く生き抜く難しさと同じ。
でもこれが成長と改善の糧になるなり。

 

 

 

 

 

 

どの仮名と漢字を使って書いているかは
識別できにくく、いつも申し訳なく
思っております。

 

ですが、小難しいことに向かえる
こんな時間があることに感謝しつつ、
平安時代の彼らを
現代に生き生きと華やかに
蘇らせる手立てはまだまだ模索中。
古典仮名と漢字のコラボレーションは、
追いかけるほどに、
その魅惑的領域の深みにズブズブと
はまってきています。

そして深みにはまれば嵌まるほど、
日本文化は死守しなければならないと
改めて感じ入ります。

ですが、まだ22首め。
一周して書き終えてから、
二周目からがきっと本番になると
思っています。

そんなにまだやるの?
なんて思われたでしょうか(笑)
他に漢字の大きめな作品も書き上げたいので、
時間もお金もかかるなあ。

寿命尽きる前に仕上げなければ。

 

 

和歌作者の文屋康秀は、
しがない役人のまま生涯を終えたようです。
名立たる身分の歌人勢揃いの百人一首では、
彼は異彩。

そしてなぜか六歌仙の一人らしいのです。

 

 

文屋康秀の和歌を起用した
公家である藤原定家の懐の深さ。

この時代ですから、
“このような身分の者の和歌をなぜ”
と思われることも見すえていたとすれば、
定家はさすがです。

名歌ばかりの和歌がつづけば、
息苦しさがあるかもしれないし、
文屋康秀の気軽さのある和歌が加わると
趣き変わり、飽きさせませんね。

 

 

 

皇居乾通りまで桜見物♪

 

 

ではでは今月はこの辺りで、
最後までお付き合いいただき、
本当にありがとうございます♪

 

また来月..*..☆.*.☆..

 

成功文字力アカデミー
西岡恵美子

 

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