藤原氏栄華の立役者が詠う 〜小倉百人一首第26首〜

小倉山
峰のもみぢ葉
こころあらば
今ひとたびの
みゆき待たなむ
〜 貞信公 〜
いつも当ブログをお読みいただき、
ありがとうございます。
初めてお越しくださいました方も、
これからもよろしくお願いいたします。
私は古典仮名と漢字のコラボが好きで、
仮名メインにして漢字多めの作品に
しています。
こちらの和歌はこのような現代語訳、
〈小倉山の紅葉よ 心あるならば
その美しさを そのままに
どうか散らずにいておくれ
もういちど 帝の行幸があるはず
その晴れの日を待っていておくれ〉
前回のブログは菅原道真公でしたが、
この度の貞信公は、
道真公を大宰府左遷の片棒を担いだ
藤原時平の弟、藤原忠平。
貞信公とは、死後のおくり名ということです。
この貞信公さん、兄の時平とは違い、
温厚な性格で、左遷後の道真公と
音信の交流があったといいます。
フォローがさすが☆
そしてこの和歌は道真公を忠臣としていた
宇多院のお供をしていた時に、
息子の醍醐天皇にもお見せしたいと仰せ、
忠平がこの歌を詠んだということです。
藤原時平は短命に終わりましたが、
忠平の気遣いと優しさ、運の良さで
摂政12年、関白8年、
藤原氏全盛の土台を築き、順調に出世、
彼の子孫が長きに渡り政権を握りました。
やはり時代の変わり目には
激烈な個性が台頭、節目をつくり、
基盤を整えるのは八方良しの心で
時代に即した心と使命を持つ人が
国を守ると整うのですね。
神様は、時代の登場人物を上手に
配置しているようなので、
現代の混乱期も必ずやより良き時代に
変わることを信じていこうと思います。
人間の数だけいろいろあって当然、
主役も悪役も、
それぞれの役割があるのでしょう。
百人一首は先人が残してくれた、
人間理解を深められ、その対応策を
おしえてくれる道しるべの一つ。
ますます大好きになるなあ…*..☆..*

では最後までお読みいただき
本当にありがとうございます。
今月はこのあたりで、
来月もお会いしましょう(^^♪
成功文字力アカデミー
西岡恵美子