成り上がりの歌人 〜小倉百人一首第29首〜

心あてに
折らばや折らむ
はつ霜の
置きまどはせる
白菊の花
〜 大河内躬恒 〜
いつも当ブログをお読みいただき、
本当にありがとうございます。
初めて訪ねてくださいました方も、
これからよろしくお願いいたします。
現代語訳は、
《初霜でそこらじゅう真っ白に
なってしまった
白菊の花がまぎれてどこかわからない
当て推量でこのへんかなあと
折るならば折れるかもしれないが
一面 白い中の白菊だからなあ》

こちらの作品の料紙、
墨が滲みやすいと思へば、すぐにかすれ、
書きながら墨料を調整しつつ筆を運び、
大変書きにくい紙でありました。
それでも書きやすい料紙が
必ずしも良いワケではなく、
書きにくい料紙が、経験値と実力を
身につけさせてくれますから、
避けないようにしています。
そして筆運びに迷いがあってはなりませぬ。
そんなこんなで今回の大河内躬恒さん、
『古今集』選者の一人で、
その名は日本人であれば
記憶の片隅にはある一角の人物。
歌人ですが、身分は低く、
生まれも父祖の名も不明。
即興の和歌で天皇陛下から大いにめでられ、
ご祝儀をたまわったことがあるお方。
私も親しみやすいこの和歌は好きです。
“白菊の花”とか、可愛らしいですよね。
私も大河内躬恒さんを見習って、
より良きご縁の方と繋がり、
年齢を重ねてるからこそ、
親しんでもらえるように、
これからも精進していきます。
それでは最後までお読みいただき、
本当にありがとうございます☆
また来月お会いしましょう..*.☆..*
成功文字力アカデミー
西岡恵美子