平安時代を訪ねて、新しきを知る

横浜の元町という観光地にいると、
ゴールデンウィークは
どこにいってもかなりの人、人、人。
ランチするのも大変です。

ゴールデンウイークは
いかがお過ごしでしょうか。
私は、もうひとつの仕事に追われ、
なかなかブログを更新する時間が
とれませんでした。

それで、50代でけっこうがんばると、
身体もすごく固まって凝ってきます。
かなりシンドクなりまして、
このままではいけない!と思い、
令和となって決めたことがあります。

 

それは、
健康と若々しさを維持するために、
身体をトレーニングしないとダメだなと、
真剣に思いました。
(今さらと笑わないでください)

やっぱり何につけ、鍛えないとね。
今、どこのジムに通うか決めました。
(宣言します。。。)
これまで体を鍛えたことのない私が、
いったいどれくらい継続できるのか、
私のトレーニング姿をお見せする機会が
近いかもしれません(笑笑)

 

 

ではでは、前回からのつづき、
平安につくられた仮名の文化について、
少し真面目に書いてみたいと思います。

 

 

何をどこから書こうか迷いましたが、
例えば、古今和歌集などですが、
何がびっくりかといいますと、
これを書いた書家の方は、
和歌集の内容を暗記してから
書いていることです。

スゴいー、
私は百人一首の和歌を覚えるのも
大変だったのに。
(といいますか、覚えられなかった)

 

 

そうでなければ、
こんなにスラスラとは書けません。
しかも、達筆。
頭が良く、空間分割のセンスがあり、
墨量を計算しながら、

一気に書ける瞬発力がなければ
できない偉業です。

しかも間違えずに。

 

そうそう、
書道の師である竹中青琥先生が
以前こんなことをお話していました。
書道家と呼ばれる人は、
だいたい子供の頃から運動神経が良く、
駆け足が早かったと。
こんなところも関係しているかもしれません。

 

文字のバランスを構成してから、
瞬時に紙に書き上げるイメージですね。
ゆっくりでは、こんな風には書けません。

蹴鞠をしながらの雅やか平安時代の中で、
速さと集中力を求められる数少ない文化でしょうか。

 

 

それで、
平安の三蹟(さんせき)と呼ばれた
書家がいます。
平安の三筆(さんぴつ)もあります。
これは覚えておくといいですね。
ちょっと教養があるように思われます。

 

平安の三蹟(さんせき)は、
私の一番尊敬する藤原行成、
そして小野道風、藤原佐理のお三方です。
流麗で雅やかな書体をつくられた
代表的な能書家です。

 

でも、新しい時代の流れを
つくってきた方の特徴で、
性格的には気性が激しかったり、
口論になっても自分の意見を貫いたりと、
その美しい書体からは想像しがたい
激しさを持ち合わせていたようです。
燃えたぎる情熱がないと、
創造なんてできませんからね。

 

古典仮名は、
どの漢字を使って仮名になったのか
変換の歴史を知らないと、
何を書いているのかさっぱりわかりません。

※例えば、”な”の変換の一例

 

ここがわかるようになってくると、
古典仮名が読めるようになり、
和歌を理解することができます。

 

それでも、センスがある方は、
ちょっとやっただけで
書くことができる方もいます。
平安時代に生まれて、
仮名を書いていたことを
魂が憶えているのかもしれませんね。
私はかなりがんばって練習したほうです。

 

次回も令和を記念して、
古き良きものが受け継がれ、
新しい時代にふさわしい形に
創造されますように、
余程のことがなければ
続きをお届けしたいと思います。

 

成功文字力アカデミー
西岡恵美子

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