写経と、京都世界文化遺産ツアー

 

 

 

 

緊急事態宣言中なので、
京都に行くなんてどうかなと
思ったりしましたが、
今回行く決心がついた理由が、
直前に、
”桂離宮”の予約がとれたことでした。

 

 

タイミングもありますし、
桂離宮の予約は思ったように
とれないんですよ。
3ヶ月待ちとかですね。
高校生の頃から、
桂離宮に行きたい!
と思っていて、
想いが募って数十年の歳月がたちました。
行きたい日にちに空きがあり、
ラッキーでした。

 

 

とても撮影しきれないけれど、
最近できたラグジュアリー系ホテルや旅館は、
ここの建造物も参考にしているのかなと
思うところがちらほら。

 

 

3月3日15時からの参観でしたが、
お庭をぐるりと歩いている途中で、
アラームが鳴ってきました。
なんだろうと思ったら、
係員の方が、
”皆さん、今何時ですか?”
と聞いてきたので、
それぞれ時計を確認しましたが、

 

”今、3月3日3時33分です。
ちょうどひな祭りですし、
いいタイミングでしたね。”

 

と、なんだかとてもハッピーな気分に
なりました。
係の方のお心遣いがうれしい。
宮家のお船遊びやお茶会に
利用されていた桂離宮。

 

雅楽を習っていた頃は、
宮内庁楽師の先生に教えていただき、
初めての就職先はアパレルメーカーで
デザインの仕事をしてましたけど、
当時の美智子皇后陛下の
専属デザイナー故・植田いつ子先生に
指導していただく環境にあったことで、
20代の頃から宮家は近い存在と
都合良く思っていました。

 

3月3日3時33分に
桂離宮にいることが、
またすごくうれしい。

 

桂離宮には、
雅やかな時間が流れていました。

 

 

 

 

 

 

それで、
だいぶ久しぶりの京都なんですけど、
今回は写経と世界文化遺産を
巡ろうと思っていまして、
この二つに当てはまるのが、
天龍寺と金閣寺でした。
今回は、時間の都合で天龍寺のみ。

 

2日目に、天龍寺~桂離宮と
周りました。

 

1日目は龍安寺~仁和寺なんですけど、
ここは次回のブログで。

 

 

 

 

天龍寺の写経は冬期になると
暖房のあるこちらのお部屋で
書くとのこと。
お坊様の説明を聞いてから
写経に入りますが、
なかなか面白い方でした。
ここは写経に向かう上で大事ですね。

 

 

お坊様が
般若心経をお持ちになられたので、
鎌倉長谷寺のときのように
また長時間になったら大変と思い、
今回は延命十句観音経を
お願いしました。

 

「観音経はお子さん向けですけど
よろしいですか?」
と聞かれました。

だって今回は正座ですもん。
2時間正座は、相当きついですよ。

初めて写経を書く方には、
観音経がおすすめです。

 

延命十句観音経の”延命”は、
禅宗の祖である白隠禅師が、
災禍厄難や病気平癒のために
付け足した言葉らしいのです。
なるほどー

 

 

 

3月に入りたての京都は、
まだ底冷えするので、冬の写経は
ちょっときついかもしれません。

 

小筆をもつには、
手がかじかんで動きが鈍ります。

 

自分の文字で書きましたが、
よーく見ると下書きの文字が
薄く入っています。

下書きがあれば、
初めての方には安心ですね。

 

 

 

あまり美しくない文字の場合には、
その文字に合わせず書きましょう。
下手がうつりますから。
変な文字は、
絶対に書かないほうが良いです。
でも自分よりも上手でしたらOKです。

 

説明と写経で20分程度でしたけど、
足がしびれてきました(笑)
観音経にしておいて正解でした。

でも2時間正座ができたら
カッコいいですね。

 

観音経の写経をする方がいないのか、
元号がまだ平成。

 

書き上げた写経は、
後日お焚き上げしてくださるそうです。

 

風情あるお寺の写経は、
暖かい季節にはいいんでしょうね。

 

陽の当たる場所はポカポカしていたので、
日向ぼっこしている方がちらほら。

 

 

 

 

 

写経後は、嵐山竹林散策。

 

 

 

 

そして、渡月橋へ。
清々しくて、癒されるー

 

 

 

 

本当は、天龍寺~桂離宮を巡って、
この後、
清水寺まで行きたかったんですけど、
とても濃い一日で力尽きました。

 

 

世界文化遺産を全力で味わうことは、
体力・気力・精神力が必要で、
今回は体力がもたず。

 

 

やっぱり、
携わってきた方々の並々ならぬ想いが、
ここには込められています。

 

 

次回、一日目の龍安寺~仁和寺の
模様をお伝えします。
思いの外、ヘビーな内容だったので、
なんかやられたなあ
書くのに時間がかかりそうですし、
書いていいものか。。。

 

日本といいますか、
京都の底力を感じますよ。
簡単に世界文化遺産にはなっていません。
日本人は改めてすごいなと思います。

 

 

アップは来週になると思いますが、
お読みくださったらうれしいかぎりです☆

 

 

 

 

成功文字力アカデミー

西岡恵美子

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