いろいろな書体の文字を書いていると、
ある日気がつくと、
全体的に文字の形や雰囲気が
変わってきていることに気がつきます。

 

 

これはこれで面白い変化ですが、
これまで書けていた文字とは
異質なものになっています。

 

 

私の場合、
漢字をがっつりと書き続けていましたが、
あるときを境に、
古典仮名に傾倒していました。

 

 

そうしたところ、
何年か経てから気がついたのですが、
かっちりした漢字が緩いものに
なってきていました。

 

これは、性質が少し変わってきたことも
関係していると思います。

 

 

苦しみや悲しみを経験して、
少しだけ人間の幅が広がって、
いろいろ許せる性格になってきたことが、
文字に反映してきてるんですね。

 

 

文字が年齢と共に変わっていくことは、
多くの方が経験すると思います。

 

 

10月から筆耕・代筆のお仕事を
開始するにあたって、
昔書いていた自分の文字を
ひっくり返してみて、
しみじみと思いました。

 

 

やる気が漲っているとき、
病弱なとき、
それぞれの趣きと味わいがあって、
人間観察ができます。

 

どんなときでも、自分の文字はコレ！

 

と、堂々と表現できるように
一層精進していきたいと
この秋に思いました。

 

個性をより一層確立させるために
日々前進！
（ちょっと独り言風になりました）

 

12月に久しぶりのセミナー形式の体験会を
開催しようかと考えています。
これまでとは違う内容にします。

 

成功文字力アカデミー
西岡恵美子